リーダーの魅力を高める7つの行動|理想的なリーダー像とその種類とは

最終更新日: 2024/04/19 公開日: 2024/04/19
  • 「リーダーとしての魅力を高める方法は?」
  • 「理想的なリーダー像って何?」

このように悩んだことはありませんか?

リーダーの魅力を高めて組織をリードすると、部下のパフォーマンスの向上につながり、売上がアップします。

ただし、理想のリーダー像や魅力を高める方法がわからない方もいるでしょう。

そこで本記事では、魅力的なリーダー像やリーダーシップの種類、魅力を高める行動や方法を紹介します。

本記事を読むと、リーダーの魅力を高める方法がわかり、組織をリードできる経営者になれるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

魅力的なリーダー像とは

魅力的なリーダー像とは、以下のようなことを率先して行える人物を指します。

  • 統率力:チームをまとめて目標に向かっていける能力
  • マネジメント力:部下の管理を適切に行える能力
  • 柔軟性:不測の事態にもチームで対処できる能力

複数人いる部下をチームとして統率し、目標に向かって行動すると魅力的なリーダーとして見られるでしょう。

魅力的なリーダーは、部下の業務やモチベーションを管理し、滞りなく仕事に取り組めるようにします。

さらに、問題の対処を部下に丸投げせず、チームで対処するように促す統率力も求められます。

リーダーの魅力を高めるために知るべき、リーダーシップの6つの種類

「リーダーシップ」とは、目標達成のために個人やチームに働きかけ導く力のことです。

リーダーシップには、以下の6種類があります。

リーダーシップの種類特徴求められる能力
ビジョン型目標や方向性を明確に示す自信共感力
コーチ型1対1の関係を重視する傾聴力観察力
関係重視型メンバー同士の関係を重視する協調性決断力
民主型メンバーの幅広い意見を活動に反映させる受容性調整力
ペースセッター型リーダーが部下の手本となる仕事スキル寛容性
強制型権力や圧力でメンバーを動かす決断力影響力

リーダーシップがあると、リーダーとしての魅力を高められます。自分がどのようなタイプになるのか、または目指すのかを判断するための参考にしてください。

1. ビジョン型

ビジョン型は、目標や方向性を社員に明示し、組織を引っ張るリーダーのタイプです。ゴールを明確に示しつつ、その過程でどのような手段を用いるのかは社員に委ねます。

ビジョン型のリーダーは、同じ目標を掲げる仲間のモチベーションを上げやすいことが特徴です。ただし、全員の目標が一致しないと、チームを統率できない可能性があります。

ビジョン型のリーダーには、目標を明確に示せる自信や仲間に対する共感力が求められます。

2. コーチ型

コーチ型は、リーダーとメンバーの1対1の関係を重視し、個々の特性に合った方法で目標を達成するリーダーのタイプです。

仲間を励ましながら目標達成につなげるアプローチを得意とします。コーチ型は個々に合った方法でサポートするため、部下の能力を最大限に伸ばせます。

ただし、部下に対する理解度が高くないと、チームをまとめ上げて目標を達成することができません。コーチ型のリーダーには、部下に対する傾聴力観察力が求められます。

3. 関係重視型

関係重視型は、組織の目標を達成するよりも、メンバー同士の関係性に重きを置いたリーダーのタイプです。

仲間同士で信頼関係を構築しながら目標達成を目指すため、和やかな雰囲気で業務を進めます。

関係重視型の特徴は、社員同士がお互いに助け合う環境を作り出せ、高いパフォーマンスを発揮できることです。

一方、人間関係を重視する分、問題解決が先延ばしになるケースがあります。

関係重視型のリーダーには、協調性や問題が起きたときの決断力も求められます。

4. 民主型

民主型は、社員の意見を幅広く受け入れ、業務に反映させるタイプのリーダーシップです。

民主型のリーダーがいる組織では、部下から新しいアイデアが生まれやすくなります。

また、社員の意見を受け入れ業務に反映させると、部下のモチベーションも上がるでしょう。

ただし、さまざまな意見が出る分、最適解を出すのに時間がかかるデメリットがあります。

多様な意見を聞き入れる受容性や考えをまとめる調整力が民主型のリーダーに求められます。

5. ペースセッター型

ペースセッター型は、リーダーが率先して業務に取り組み、部下の手本となるタイプのリーダーシップです。

リーダーが率先して動いて目標を達成することで、部下を奮起させることが可能です。

手本を部下に真似させるときは、自分と同じレベルを求めすぎないよう気を付けましょう。

リーダー並みの成果を求めると能力差による軋轢により、部下が自信を失い、パフォーマンスが低下する恐れがあります。

そのため、ペースセッター型のリーダーには、メンバーの手本となれる仕事スキルや部下に対する寛容性が必要です。

6. 強制型

強制型は、権力や圧力で部下を動かすタイプのリーダーシップです。

決定権はすべてリーダーが握り、部下には指示のみを出します。トップダウン型の組織でよくあるリーダーシップです。

リーダーの判断で業務に取り組ませるため、迅速な意思決定を行えることがポイントです。

ただし、部下は指示された業務をやるだけなので、主体性や士気の低下を招く原因になる可能性があります。

その結果、離職率が高まる恐れがあるでしょう。そのため、場面や状況に応じて活用するのがおすすめです。

強制型のリーダーには、強い決断力と命令のみで部下を動かす影響力が求められます。

リーダーの魅力を高められる7つの行動

魅力的なリーダーを目指すには、どのような行動をするべきか知っておくことも重要です。

そこで本章では、リーダーの魅力を高める7つの行動を紹介します。

  1. 主体的な行動をする
  2. 明確な目標設定をして方向性を示す
  3. 決断に対して責任を取る
  4. 素早い意思決定をする
  5. 部下と良質なコミュニケーションを取る
  6. 部下に仕事を任せる
  7. 問題意識を常に持つ

それぞれ見ていきましょう。

1. 主体的な行動をする

リーダーの魅力を高めるためには、主体的な行動を取るように心がけましょう。

組織のパフォーマンスを上げるために行動すると、その姿がメンバーを刺激し、モチベーションを上げられます。

たとえば、リーダーが会社の売上を上げるために、誰よりも長く働くと、部下がその姿勢に感化され士気が上がる可能性があります。

逆に誰よりも早く退勤すると、部下が帰りやすい雰囲気を作ることも可能です。

リーダーは部下の士気を上げるために必要なことや、効率よく仕事をするために改善すべきことを常に考え、主体的に行動しましょう。

2. 明確な目標設定をして方向性を示す

明確な目標設定をして方向性を示すのも、リーダーの魅力を高める行動のひとつです。

リーダーが明確な目標を設定すると、組織の方向性が統一され、一丸となって業務に取り組めます。目標設定の際に意識するポイントは、以下の5つです。

  • 具体性がある
  • 測定できる
  • 現実的に達成できる
  • 期限が定められている
  • 定量的になっている

目標が明確かつ有限で、効果測定できるような形であれば、部下は自分の給料を上げるために、一生懸命行動する可能性があります。

明確な目標を提示して、達成に向けてやり切ることが重要です。

3. 決断に対して責任を取る

決断に対する責任が取れると、リーダーとしての魅力を高めることが可能です。

リーダーは仕事における部下の意思決定や、目標設定に対して責任を負う必要があります。

部下のミスにより顧客に損失を与えたときに、その謝罪を社員に丸投げしてはいけません。

組織のリーダーとして、一緒に謝罪する気持ちで仕事に取り組むと、周囲からの信頼を得られるでしょう。

部下のミスはリーダーのマネジメント不足と考え、責任感を持つことが重要です。

4. 素早い意思決定をする

リーダーの魅力を高めるには、素早い意思決定も重要です。

意思決定が早いと、会社が困難に直面しても、損失の拡大前に窮地を脱せられる可能性があります。

素早い意思決定により会社の損失を防ぐと、部下からの信頼が厚くなり、リーダーとしての魅力が高まるでしょう。

ただし、ただ単に意思決定が早いだけではミスを誘発させる可能性があります。不測の事態が起きても慌てず、最適解を追い求めて決定を下すことが重要です。

素早く、正確な意思決定ができるようになると、魅力的なリーダーとして仲間に認められます。

5. 部下と良質なコミュニケーションを取る

リーダーの魅力を高めるには、部下と良質なコミュニケーションを取りましょう。

良質なコミュニケーションを日常的に取っていると、部下は仕事に対する意見や悩みがあったとき、上司に気軽に相談できます。

リーダーが部下の考えを受け入れる姿勢でいると、部下はのびのびと働けるでしょう。

また、リーダーのことを部下に知ってもらうことも大切です。

自己開示をすると、部下はリーダーに対して親近感が湧く可能性があり、お互いの距離が縮まります。

コミュニケーションにより働きやすい職場を作ると、リーダーの魅力を高められます。

6. 部下に仕事を任せる

リーダーとしての魅力を高めるためには、部下に仕事を任せましょう。

部下に仕事を与えて教育し、主体的に行動するように促すことも、リーダーに求められる重要な役割のひとつです。

部下に仕事を任せて、みんなが主体的に行動できるようになると、組織全体のパフォーマンスの向上が期待できます。

部下に仕事を任せるときは困ったときに助ける」スタンスでいることが大切です。部下が困ったときは、相談に乗ったりサポートしたりしましょう。

上司の部下に対する信頼が伝わると、目標達成に向けて全力で取り組むきっかけになります。

7. 問題意識を常に持つ

リーダーの魅力を高めるためには、問題意識を常に持つことが重要です。

組織の問題を自分事として捉えて改善すると、結果的に部下の能力やチーム力を高めることにつながります。

問題意識を持つときは「部下の能力は最大限発揮できているか」「目標達成のために今よりもよい方法はないか」などの視点を持ってください。

明らかになった問題をすぐ改善すると、部下が仕事に取り組みやすくなり、チームとしての成果も上げられるでしょう。

リーダーの魅力を高める方法

リーダーの魅力を高めるためには、リーダーシップ研修を受けたり、チームビルディングを行ったりするのもポイントです。上記2つの方法を実践すると、リーダーとして必要なスキルが養われ、魅力を高める行動ができるようになります。

リーダーシップ研修を受ける

リーダーの魅力を高めるためには、リーダーシップ研修を受けることがおすすめです。

リーダーシップ研修とは、リーダーとして組織を統率するスキルを養うために実施される研修です。

リーダーシップ研修では、主に以下のスキルを身に付けられます。

  • コミュニケーション能力
  • 目標設定・計画立案力
  • 人材育成力
  • 分析力
  • 判断力
  • チームの牽引力

リーダーシップ研修には、さまざまなカリキュラムがあります。理想的なリーダー像や組織の課題に合った内容を受講するとよいでしょう。

チームビルディングを行う

チームビルディングを行うのも、リーダーの魅力を高めるのに効果的です。

チームビルディングとは、メンバーのスキルや経験を最大限に生かしながら、目標達成に向けたチームを作り上げる取り組みです。

定期的なミーティングや研修、チーム力を高めるゲームなどを実施します。

部下と一緒にゲームやアクティビティをするため、普段の業務とは違う形でチームをマネジメントができます。

また、目標達成に向けてメンバー同士が連携するように働きかけると、リーダーとしての指導力も強化されるでしょう。

魅力的なリーダー像に関するよくある質問

本章では、魅力的なリーダー像に関するよくある質問を紹介します。

  1. リーダーに選ばれる人の特徴は?
  2. リーダーになる上で大切なことは?
  3. マネージャーとの違いは?

リーダーとしての魅力を高める上で、事前に疑問を解消しておくと対応に困る場面が減ります。

ぜひチェックしてみてください。

1. リーダーに選ばれる人の特徴は?

リーダーに選ばれる人の特徴は、以下の5つです。

  • 円滑なコミュニケーションが取れる
  • 周りの状況から素早く判断できる
  • すぐ行動に移せる
  • 常に向上心を持っている
  • 何事もポジティブに考えられる

リーダーは目標達成に向けて組織を率いるため、コミュニケーション能力が必要です。

また、広い視野で物事を見たり、すぐ行動できたりする姿は部下の見本となるでしょう。

目標達成に向けて自ら学び、不測の事態に陥っても前向きな考えで取り組める人は、リーダーとして魅力的だといえます。

2. リーダーになる上で大切なことは?

リーダーになる上で大切なことは、以下の3つです。

  • 相手の話を聞くこと
  • 魅力的に伝えること
  • 変化に気付くこと

相手の話を否定せずに聞くと、部下は安心して自分の意見を言えるようになります。

また、目標や課題について魅力的に伝えられると、部下はゴールに向かって高いモチベーションを維持しながら行動できるでしょう。

チームを取り巻く些細な変化に気付けると、問題が起きた際も早期対応できるため、円滑に業務を進められます。

3. マネージャーとの違いは?

リーダーとマネージャーの違いは部下や組織を牽引するかどうかです。

リーダーは組織の目標を達成するために、戦略を立てて部下を牽引するのが主な役割です。

一方、マネージャーには、部下や組織のパフォーマンスを上げるために、人材や物的資源を管理する役割があります。

また、求められる能力も異なります。リーダーには牽引力や統率力、決断力などが必要です。一方、マネージャーには、管理能力や人材の育成能力などが求められます。

リーダーはメンバーを導く存在で、マネージャーはチームを支える役割を果たすと捉えましょう。

まとめ

今回は魅力的なリーダー像やリーダーシップの種類、魅力を高める行動や方法を紹介しました。

本記事で紹介した行動や方法を実践すると、大規模な組織を統率できる魅力的なリーダーになれるでしょう。

しかし、もっと具体的な方法を知りたい?カリキュラムはないの?と考える方もいるでしょう。

そのような方は、ぜひ株式会社ラーニングエッジのマーケティングセミナー(MBS)をチェックしてみてください。

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最終更新日: 2024/04/19 公開日: 2024/04/19