フロー状態に入るための音楽ジャンル3選|仕事や勉強の集中力アップ

最終更新日: 2024/03/20 公開日: 2024/03/20
  • 勉強や仕事に集中して効率化したい
  • 意識的にフロー状態に入る方法は?
  • 仕事や勉強に集中できる音楽って?

目の前にあるタスクや行動に没頭していることを「フロー状態」といいます。

しかし、注意力が散漫してなかなかフロー状態に入れず、勉強や仕事などの効率が上がらないことに悩んでいる人も多いでしょう。

実は音楽を効果的に使えば、フロー状態に入りやすくなると言われています。

この記事では意識的にフロー状態に入るための方法や、フロー状態に入りやすくなる音楽のジャンルを紹介します。

フロー状態とは

何かの物事に取り組んでいるとき、極めて高い集中力を発揮している状態を「フロー状態」と言います。

これはアメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した概念で、完全に集中して対象に入り込んでいる「フロー(flow)」という精神状態を指します。

フロー状態は「幸せを感じている状態」である

  • 集中していたらいつの間にかかなりの時間が経過していた
  • 没頭しすぎて食事を摂るのを忘れていた
  • 集中しすぎてまわりの会話や音が聞こえていなかった

このように、フロー状態に入るとまわりの状況だけでなく、自分の存在をも忘れてしまうと言われています。

というのも、フロー状態に入ると幸せを感じやすくなると考えられており、幸福感に満たされることによって時間や空腹などの感覚を忘れてしまう状態が引き起こされるケースがあるようです。

フロー状態とゾーンの違いは?

フロー状態と同様に、集中して高いパフォーマンスを発揮している状態を「ゾーンに入る」と表現することがあります。

集中力が高まるという点ではフロー状態もゾーンも同じと言えますが、明確に次のような違いがあると言われています。

  • フロー状態:我を忘れるほど極めて高い集中力を発揮している状態
  • ゾーン:落ち着いた精神状態で一時的に高い集中力を発揮している状態

どちらも高い集中力を発揮している状態である点は共通していますが、フロー状態はリラックス状態で集中しているのに比べ、ゾーンは高い集中力によって驚異的なスピードで脳が活性化している状態と言えるでしょう。

ゾーンはおもにスポーツのシーンで見られることが多く、ゾーンに入ると次のような感覚になるスポーツ選手もいます。

  • 野球のバッターが打席に入ったとき、ピッチャーの投げる球がゆっくりに見えてベストなタイミングでバットを振ることができる
  • バレーボールでトスが上がったとき、相手のコートの狙うべき場所がピンポイントで分かる

フロー状態は日常的に入れる人もいますが、ゾーンは経験や実力なども関わってくるため、滅多に入れることがないと言われています。

フロー状態に入るための条件

フロー状態に入るための条件として、フロー理論を提唱したアメリカの心理学者であるミハイ・チクセントミハイは次のように述べています。

  1. 何をどうやってすべきか理解している
  2. すぐにフィードバックが得られる
  3. 少し難しいと感じるが達成可能な活動である
  4. 自分がもっと大きな何かの一部であると感じる
  5. 注意が散漫にならず、深く集中している
  6. 自分自身のことや時間、周囲の状況を忘れる
  7. 活動に価値があると感じ、苦にならない

7つの条件をすべて満たす必要はありませんが、この条件がいくつか組み合わさることでフロー状態に入りやすくなると言われています。

たとえば騒がしい空間でも、自分が集中しやすい音楽を聞き、明確に達成できるタスクに取り組むことで、フロー状態に入りやすくなるでしょう。

音楽が集中力を高めるという研究結果について

音楽とスポーツの関連性を調査した研究では、音楽がスポーツパフォーマンスに関与していることはほぼ間違いないという結果が出ています。

また、アスリートが集中力を高めるために習慣的に音楽を用いていることから、集中力を高め、フロー状態に入るために音楽は役に立つと言えるでしょう。

参考:音楽がスポーツパフォーマンスに与える影響

スポーツ選手が集中するために音楽を取り入れた実例

プロスポーツ選手も、高いパフォーマンスが期待される試合前に音楽を聞いてリラックスしたり、気分を高めたりしていることがあるようです。

  • 荒川静香選手(フィギュアスケート):本番前に音楽を聴いていた
  • 宮崎大輔選手(ハンドボール):試合前に音楽を聴くか聴かないかでパフォーマンスが違うことがある

ほかにも音楽を効果的に使用してスポーツのパフォーマンス向上を目指している人はたくさんいます。

たとえば、無音状態でランニングするよりも、アップテンポな曲を聴きながらランニングしたときの方が気分が高揚し速く走れる、など音楽はメンタルのコントロールに有用だと考えられます。

パフォーマンスだけでなく、疲労回復に役立つ睡眠時におすすめの音楽が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

実際にリハビリに使われる音楽療法の効果とは

「音楽療法」とは音楽の持つ特性を活用してリハビリテーションを行い、健康の維持、心身の障害の機能回復、生活の質の向上、問題行動の改善などを目指すプログラムのことです。

音楽療法は次のような効果が期待できると言われています。

  • 不安や痛みの軽減
  • 精神的な安定
  • 自発性・活動性の促進
  • 身体の運動性の向上
  • 表情や感情の表出
  • コミュニケーションの支援
  • 脳の活性化
  • リラクゼーション

参考:音楽療法/健康長寿ネット

音楽療法は楽器を演奏したり、歌をうたったり聞いたりなど、さまざまな方法で音楽に触れることで効果が発揮されると考えられています。

そのため、高い集中力を発揮しながらリラックスした状態であるフロー状態に入るためには、音楽は大きな役に立つと言えるでしょう。

勉強や仕事でフロー状態に入るために役立つ音楽ジャンル

勉強や仕事に取り組むときに音楽を聞く習慣がある人も多いでしょう。

数ある音楽のなかでも、次のようなジャンルの音楽はフロー状態に入りやすくなると言われています。

集中力や暗記力を高めたいならクラシック

クラシックは集中力をはじめ、やる気や暗記力を高めると言われているため、フロー状態に入りやすい音楽とも言えるでしょう。

生徒の集中力や暗記力を高めるために塾でクラシックを流すこともあるそうです。

聞いたことがない曲を聞くだけでも、脳が刺激を受けてドーパミンを分泌し、心地よい感覚につながると言われているので、クラシックを聞く習慣がない人も作業中のBGMなどに取り入れてみてください。

ポジティブな気持ちで作業したいならEDM

クラブやパーティ音楽として有名なEDMは、楽しい思い出がよみがえるキッカケになったり、ポジティブな気持ちにしてくれたりする効果が期待できると言われています。

EDMはもともとイントロや耳に残りやすいメロディなど、ある程度決まった型があり、聞いた人がハッピーな気持ちになるように作られているという特徴があります。

また、EDMは歌詞がないため、歌詞に気を取られることもなく、さまざまな作業に集中しやすい音楽と言えるでしょう。

ストレスによる負荷がある場合はロックやヘヴィメタルも

ロックやヘヴィメタルは医師が手術中に流す音楽として選ぶことが多いようです。

手術のようなプレッシャーやストレスがかかるなかでも、ロックやヘヴィメタルなどの音楽は集中力を維持できると需要が高いようです。

プレゼンや商談など、プレッシャーがかかる予定の前にロックやヘヴィメタルを聞くと緊張しすぎるのを予防できるでしょう。

音楽以外にも方法はある?フロー状態の入り方

仕事や勉強、スポーツに取り組むときに聞く音楽の選び方によってフロー状態に入りやすくなると言われていますが、音楽以外にもフロー状態に入りやすくなる方法は存在します。

音楽と合わせてぜひ日常生活に取り入れてみてください。

フロー状態に入るコツが知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

ToDoリストを活用する

フロー状態に入るための条件として、「何をどうやってすべきか理解している」「少し難しいと感じるが達成可能な活動である」といったものがあります。

これらを満たしてフロー状態に入りやすくなるために役立つのがToDoリストの作成です。

目標やタスクを大きくまとめてしまうと、達成するのが難しく感じたり、何から取り組むべきか分からず、集中できなかったりする可能性があります。

タスクを細分化して優先順位を決めて取り組むことで、取り組むべきことが明確になり、設定したタスクを完了させたら目標が達成できると認識できるため、フロー状態に入りやすくなるでしょう。

整理整頓をして余計なものを排除する

フロー状態に入るためには「注意が散漫にならず、深く集中している」ことが大切です。

たとえばデスクワークに集中したいとき、オフィスや部屋が散らかっていたり、デスクの上にものが散乱している状態だとなかなか集中することができません。

まずは作業するための環境を整えて、注意が散漫にならない環境づくりを心がけましょう。

また、スマートフォンなど気を取られやすいツールは引き出しにしまったり、デスクから遠いところに置いたりするとデスクワークに集中しやすくなります。

休憩時間と作業時間のメリハリがつかないときは、ポモドーロタイマーなど、作業時間と休憩時間を設定できるタイマーを活用するのもおすすめの方法です。

作業をスムーズに進める環境を整える

せっかくフロー状態に入っても壁にぶち当たるとフロー状態が途切れてしまうことがあります。

そのため、フロー状態を邪魔しないよう、作業がスムーズに進められる環境を整えるのがおすすめです。

たとえばデスクワークで言うと、どこにあるか分からないファイルを探したり、ブラウザで大量のタブを開いて確認したいページがどこか分からなくなってしまったりすると作業が滞って、集中力が切れてしまう可能性があります。

デスクトップをきれいに整理整頓し、作業ごとにブラウザのウィンドウを分けて取り組むなど、少しの心がけでフロー状態が維持しやすくなるので試してみてください。

フロー状態が続くことは危険?

フロー状態が続くということは集中している状態が続くことになります。

集中している状態が続くと脳が疲労するほか、集中によって体が緊張状態になれば、肩や首の疲労や頭痛など身体的にも影響を及ぼす可能性があります。

精神医学臨床学者のスリニ・ピレイも「集中は時に脳にダメージを与えることがある」と、集中崇拝についての危険性に言及しているほどです。

1人が高いパフォーマンスを発揮し続けることには限界があります。

とくにチームで業務や作業を行うときは、個人の集中力だけに頼りすぎるのではなく、チームとしてのパフォーマンスを高める方法を検討するのがおすすめです。

チームビルディングの強化を検討している方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

「フロー状態」はリラックスしながらも高い集中力を発揮し、業務の効率化や生産性アップなどの効果が期待できます。

気分や脳に影響すると言われる音楽を取り入れると、よりフロー状態に入りやすくなるでしょう。

音楽のジャンルによって適した場面があるので、行う作業やメンタル状態に合わせて最適な音楽を取り入れてみてください。

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最終更新日: 2024/03/20 公開日: 2024/03/20